都心で光と暮らす家

都心の密集した住宅街に建つ「大谷田の家」は、お施主様が数十年にわたって住み慣れたご自宅の建て替えとして計画されました。

隣地の影で暗かった敷地に光と風を呼び込む「明るい家」という明確なテーマのもと、東西に視線の抜けをつくり、南側に各部屋を配置した温もりに満ちた住まいです。

3階建ての立体的な空間は、光と風が気持ちよく通る2階を家族が集まるLDK、1階を水回りと主寝室、3階を子ども部屋として、それぞれの家族が心地よく過ごせる居場所を創出。
また、小上がり下の収納や小屋裏収納など、高さを活かした工夫でコンパクトな敷地を最大限に活用しています。

外観は切妻屋根と温かみのある塗り壁で素朴な雰囲気を醸し出し、アプローチの植栽が織りなす陰影は、道行く人にも安らぎを与えるデザインです。
玄関ホールやLDKには、無垢の木材をふんだんに使用することで、斉藤工務店ならではの丁寧な仕事が光る、機能的でありながらも家族の心に寄り添う美しい住まいとなりました。

建築概要
[建築地]　東京都足立区大谷田
[敷地面積]　81.87㎡（24.76坪）
[延床面積]　96.63㎡（29.23坪）
[工法]　木造在来軸組工法